引き出しのiPhone、1年寝かせるといくら減るか

売る・手放す

機種変更したあと、前のiPhoneが引き出しに入ったままになっていないだろうか。

捨てるのは不安だし、売るのも手続きが面倒。「そのうちやろう」と思って、気づけば数年たっている。よくある話である。

結論から書く。

  • 寝かせている間も、値段は毎年下がり続けている。1年古くなるごとに中央値で27%減
  • いまiPhone 13を持っている人が、あと1年そのままにすると 17,000円ぶん下がる計算になる
  • ただし8年落ちより古ければほぼ底なので、そこまで来ていたら急がなくてよい

何を調べたか

パソコン工房が公開している iPhone買取価格表39機種ぶんを、2026年9月29日に取得した。下の表の数字は、このページで1つずつ確かめられる。

そこから標準モデル(Pro・Plus・miniを除く)を1年に1機種ずつ抜き出して、発売年の順に並べた。

抜き出したのは iPhone 7〜17 の10機種で、「1年古くなるごとに中央値で27%減」は、この10機種の隣どうしを比べた9つの下落率の中央値である。

発売年はAppleのサポートページの表記に合わせている。

数字の読み方について、先に3つ断っておく。

  • 掲載されているのは買取価格の上限。傷や付属品の欠品があれば、ここから下がる
  • 同じ機種でも保存容量で幅があるため、いちばん容量が小さいモデルの数字を載せた
  • この金額は相場の目安であって、後半で紹介する買取サービスが提示する査定額とは別のものである

1年ごとに、いくら減るか

以下はすべて 2026年9月29日時点のパソコン工房の公開価格表から取った数字で、上から新しい順に並べている(iPhone 17が2025年、iPhone 7が2016年)。

機種 買取上限 1年寝かせると
iPhone 17 ¥100,000 −¥13,000
iPhone 16 ¥87,000 −¥23,000
iPhone 15 ¥64,000 −¥17,000
iPhone 14 ¥47,000 −¥10,000
iPhone 13 ¥37,000 −¥17,000
iPhone 12 ¥20,000 −¥3,000
iPhone 11 ¥17,000 −¥9,000
iPhone XR ¥8,000 −¥6,000
iPhone 8 ¥2,000 −¥1,500
iPhone 7 ¥500 —

いちばん右の列が、この記事で言いたいことのすべてである。

「1年寝かせると」は、1年たって1つ古い機種と同じ位置に来たとき、いくらになるかを示している。

未来の価格を予想したものではなく、いま実際に付いている値段から見積もった数字である。

iPhone 16 を持っている人は、あと1年引き出しに入れておくだけで23,000円ぶん減る。

何もしていないのに減る。ここが、売り時を逃す理由になっている。

落ち方は一定ではない。率と金額で、急な時期が逆

1年ごとの下落率と、実際に減る金額を並べると、こうなる。

年落ち 下落率 減る金額
1〜4年落ち 13〜27% 1万〜2.3万円
5〜7年落ち 15〜53% 3,000〜17,000円
8年落ち以上 75% 1,500〜6,000円

率だけを見ると、いちばん急なのは8年落ち以上の75%である。

だが同じ行の「減る金額」は1,500〜6,000円しかない。

率が最後まで高いのは、元の値段が小さくなっているからで、率が高いことと、減る金額が大きいことは別である。

1万円の75%は7,500円だが、100円の75%は75円にしかならない。

2025年のiPhone 17が10万円なのに対し、9年前のiPhone 7は500円。残っているのは 0.5% である。

財布に入ってくる金額を決めるのは率ではなく金額なので、減る金額が大きいのは、まだ値段が付いているうちということになる。

古ければ古いほど急いだほうがいい、という話ではない。むしろ逆で、新しいものほど、寝かせた1年の代償が大きい。

自分のがどれに当てはまるか

引き出しの1台 目安 どうするか
iPhone 14〜17 4.7〜10万 早いほど得
iPhone 11〜13 1.7〜3.7万 売るなら今
iPhone XR以前 〜8,000円 急がなくてよい

いちばん減るのは上の帯で、真ん中はまだ値が付く。いちばん下はほぼ底なので急がなくてよい。

ちなみに、実際に売られているのはこの真ん中の帯である。

ネットオフが公表しているスマホ買取ランキング(2026年8月更新)では、

申込の上位が iPhone 12・13・11 で占められている。5〜7年落ちを手放す人がいちばん多い。

Proモデルを持っている人は、上の表より高いと思ってよい。

同じ2021年でも、標準の iPhone 13 が ¥37,000 なのに対し 13 Pro Max は ¥57,000(1.5倍)だった。

売る前にやること

  • 「探す」をオフにする……iPhoneをなくしたときに場所を追いかける機能が「探す」。オンのままだと買取を断られることがある。設定 → いちばん上の自分の名前 → 探す → 「iPhoneを探す」をオフ
  • 初期化する……写真・連絡先・支払い情報を消すため
  • SIMカードを抜く……契約情報が入っている
  • 付属品を探す……箱やケーブルが残っていると上乗せされることがある

分割の支払いが残っている端末は、買取を断られることがある。申し込む前に確認しておく。

どこに送るか

選ぶ条件をそろえた。箱に詰めて送れること/送料が無料であること/運営会社と査定日数が公表されていることの3つを満たすものだけを挙げる。

買取価格そのものは機種と状態で決まるため、どこが高いかは事前には言えない。複数に出して比べるのが確実である。

そのうえで、査定額に納得できなかったときの返送料で差が出た。ここは先に見ておくとよい。

(査定は到着後の日数。ネットオフは1点ずつキャンセルでき、最短で当日に査定される)

サービス 返送料 査定
ネットオフ 無料 1〜3営業日
ノジマ 会社負担 2〜3日
ふるいち 利用者負担 —

1点ずつ選べる|ネットオフ スマホ買取実店舗を持たないネット専用の宅配買取。送料も返送料も無料で、まとめて送ったうちの一部だけキャンセルすることもできる。iPhone以外にXperia・AQUOS・Google Pixelも扱う。返送料まで無料到着後1〜3営業日で査定運営:リネットジャパングループ株式会社買取価格を調べる

手数料がかからない|ノジマのスマホ買取家電量販店のノジマが運営。発送用のダンボールと送料は会社負担。査定額に納得できず返してもらう場合の送料も会社負担と明記されている。振込手数料もかからない。返送も振込も手数料なし到着後2〜3日以内に査定運営:株式会社ノジマ買取価格を調べる
店に持ち込める|ふるいち スマホ買取古本市場(ふるいち)の買取。近くに店舗があれば持ち込んでその場で査定してもらえる。宅配も送料無料だが、査定額に納得できずキャンセルした場合の返送料は自己負担になる。宅配と店頭が選べるキャンセル時の返送料は自己負担運営:株式会社テイツー買取価格を調べる

引き出しが片づいて、その分が使える

眠っている1台は、今日いちばん高く、明日から下がっていく。

  • 箱に詰めて送るだけで、数千円から数万円が口座に入る
  • 引き出しの場所が空く。充電ケーブルや充電器も一緒に整理できる
  • その金額があれば、今ほしい物がひとつ買える

iPhone 13なら37,000円。今日動けば、その37,000円がそのまま手元に残る。

「待てば安くなるのか」を楽天の値札で15日間 記録した話は → 楽天のセールで本当に安くなるのか。63商品を15日間記録した

本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。買取価格は2026年9月29日にパソコン工房の公開価格表から取得した「買取価格上限」で、当サイトによる査定額ではありません。傷・欠品・保存容量・時期により実際の金額は変わります。掲載している買取サービスが提示する査定額とは別のものです。発売年はAppleのサポートページの表記に基づきます。

タイトルとURLをコピーしました